減量を阻む最大の敵、それが「エンプティーカロリー(栄養素が空っぽのカロリー)」です。
お菓子、清涼飲料水、アルコール、揚げ物などのエンプティーフードは、カロリーは非常に高いものの、カラダに必要なビタミン、ミネラル、タンパク質などの栄養素がほとんど含まれていません。
お腹はいっぱいになっても、細胞が栄養飢餓状態にあるため、脳は「栄養が足りない。もっと食べたい。」と指令を出し続けます。その結果、満足感が得られず、際限なく食べ続けてしまう悪循環に陥るのです。
5大栄養素(PFCV)を偏りなく摂取すると、少ないカロリーでも脳が「栄養が満たされた。」と判断し、自然と食欲が落ち着きます。

毎回の食事において計量器で食材の重さを測るのは大変です。そこで推奨するのが、自分の「手」を基準にする「手ばかり」というテクニックです。
| 栄養素 | 1日の目標量(減量期目安) | 「手ばかり」でのイメージ | 具体的な食材の目安 |
| 糖質(C) | 1食 40〜50g (200〜250kcal) | 握り拳 1個弱 (または片手のひらカップ1個) | 玄米茶碗1杯(120〜150g)、おにぎり1個、蕎麦1玉、食パン1枚(6枚切り) |
| タンパク質 (P) | 1食 20g〜 (1日:体重×身体活動レベル) | 片手のひら 1枚分 (厚み・大きさも手のひら基準) | 鶏むね肉(皮なし)100g、鮭の切り身1切れ、マグロ赤身100g、納豆1パック+豆腐1/2丁 |
| 脂質 (F) | 1日の目標量:20%未満 | 親指の第一関節分 | 調理用オリーブ油・ごま油(小さじ1〜2)、アボカド1/2個、ミックスナッツ片手1カップ |
| 野菜 (V) | 1日 350g以上 | 生なら両手いっぱいに3杯(加熱後は片手に3杯) | 緑黄色野菜120g(トマト、ブロッコリーなど)+淡色野菜230g(キャベツ、玉ねぎなど) |
| 果物 (V) | 1日 200g | 握り拳 1個分 | りんご1/2個、キウイ1.5個、バナナ1〜2本、みかん2個、いちご12〜15個 |





1日3食、具体的に何をどのように選べばよいか、実践的な構成ルールを提案します。
[朝食:スイッチON] ───► [昼食:活動の燃料] ───► [補食:隙間を埋める] ───► [夕食:リカバリー]
1日の代謝のスイッチを入れる最も重要な食事です。
例: ゆで卵1個 + 納豆1パック(手軽に用意できるもの)
例: 玄米ごはん(または大麦ブレンド米) + エゴマ油やアマニ油をサラダに小さじ1
例: カットサラダ、わかめとキノコの味噌汁、牛乳(または無調整豆乳)
※どうしても時間がなく野菜が摂れない場合は、無添加・砂糖不使用の100%野菜ジュースやスムージー(200mlまで)で代用可能としてまずは食材選びの意識を変える習慣化をつくりにチャレンジしましょう。
外食やコンビニを利用する際も、脂質の調理方法(「揚げる」より「茹でる・蒸す・焼く」)に注意します。
例: 焼き魚(サバやホッケなど)または鶏むね肉のソテー
例: 雑穀米ごはん、または十割蕎麦1玉
例: おひたし、ひじき煮などの和小鉢(コンビニの惣菜でもOK)、キノコ入りスープ
夕食までの時間が空きすぎる(4時間以上)場合や、運動を行う日は、適切な補食を挟むことで夕食の過食と筋肉の分解を防ぎます。
おすすめの補食
夜間は活動量が低下するため、使われなかった糖質は脂肪として蓄積されやすくなります。
例: タラやサケなどの白身魚(缶詰も可)、豆腐
例: 温野菜サラダ(温めることでボリュームを減らし消化を良くする)、きのこ汁、プレーンヨーグルト(腸内環境の回復)

減量は我慢の競争ではなく、「自分のカラダを愛し、より良い栄養で満たすためのセルフケア」です。
今日からキッチンスケールを一度置いて、自分の「手のひら」を見つめてみてください。
食卓に、カラダをつくるタンパク質はあるか、カラダを整える色鮮やかな野菜はあるか。そのシンプルな確認の積み重ねが、1ヶ月後、3ヶ月後のあなたのカラダを劇的に変えていきます。
サプリメントという近道に頼らず、本物の食品から得られるエネルギーで、健康的で力強いカラダを手に入れるように継続していきましょう。
あなたが理想のカラダを手に入れるためのヒントになれば幸いです。

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