生活習慣病は自己責任で発症する病気です。
「生活習慣病」という言葉は、自分自身が求めて、自分の責任で行っている生活習慣が原因で発症する病気という意味です。つまり生活習慣病という言葉には「運が悪くて発症したのではない」あるいは「自業自得ですよ」という主張がこめられているのです。自己責任で発症する生活習慣病は「自業自得病」なのです。もちろん、生活習慣病の原因には、生活習慣以外の遺伝的素因が環境も関わってきます。しかし、自分自身がもっと注意すれば防ぐことができる意味で「自業自得病」なのです。
東京大学名誉教授・地域医療振興協会顧問の北村聖氏の文章をご紹介しました。
日本人の3大死因といわれるがん・心疾患(狭心症、心筋梗塞、虚血性心疾患)・脳血管障害(脳卒中)は、2018年の死亡率50%以上となり、2人に1人がいずれかの病気が死因となっています。
悪い生活習慣パターンとして
①タバコの喫煙
②アルコールの飲み過ぎ
③食べ過ぎ、栄養バランスの悪い食事
④運動不足
が要因となり、高血圧症、肥満、脂質異常症、糖尿病等の生活習慣病から早死にや脳卒中による障害が残り、生活の質(Q O L)を低下させています。
定期的な検診で医師からの注意喚起や指導を受けることも多いと思いますが、生活習慣病には、高血症や脂質異常症など自覚症状が少なく定期診断結果を軽視してしまう可能性が高く、悪い生活習慣を変えられず最悪の結果となることが多いと言われています。
まず健康診断など定期的な検診を受診して診断結果をもとに医師や専門スタッフと相談し、行動の改善を検討してみることを強くおすすめいたします。
ライフワークストレングスでは、健康診断結果からのいわゆる特定保健指導を必要とする方のメタボリックシンドロームや肥満改善や予防対策を目的としてトレーニングサポートを現在も実施しています。
ぜひ一度お気軽にご相談ください。
参考
・Newton別冊「からだの検査数値」
・厚生労働省「令和2年人口動態 統計月報年計(概数)の概況」