当ジムのリコンディショニング/コンディショニングトレーニングでは、3つのステップ(1.アライメント修正→2.体幹安定化→3.動作改善)で進めることをポイントにしていることを#086のコラムからも紹介しました。
今回はその中核を担う「Step 2:体幹安定化機能の改善」をテーマに、具体的なトレーニング方法を紹介いたします 。
腰椎を家屋の「柱」に例えると、体幹部の深層筋は柱を支える補強材のような役割を果たしています。
Step 1で整えた骨盤や胸郭の「正しい配置(アライメント)」を維持しながら、運動中に腰椎へかかる過度な圧縮や捻れのストレスを軽減するためには体幹部の安定化機能が必要不可欠です。


ターゲットは、お腹の最も深いところにある腹横筋(ふくおうきん)です。
エクササイズ例を紹介します。
口をすぼめて息を吐ききり、骨盤の内側で腹横筋が硬くなるのを確認します。その収縮を保ったまま、自然な呼吸を続けるコントロール訓練から始めます。

腹横筋を効かせた状態で、仰向けで自転車をこぐように脚を動かします。これにより、脚の動きに負けない下部体幹の安定性を訓練します。

ただ単に背筋群を鍛えるのではなく、胸郭の広がりを保ちながら背面の筋肉を協調させることがポイントです。
エクササイズ例を紹介します。
四つ這いで対角線上の腕と脚を水平に持ち上げます。体幹が左右にブレないよう保持することで、全身の連動性を高めます。

肘をついたうつ伏せ姿勢で、胸椎を伸展させたり頭部を後方に移動させたりします。これにより、猫背を防ぐ支持力を高めます。

スポーツや家事、仕事などの日常動作では、腹圧を高めて体幹を「硬い筒」のように安定させる能力が必要です。

エクササイズ例を紹介します。
仰向けで腹圧を高め、外からの圧迫(自分の手など)に対して5秒間、お腹が凹まないように耐えます。この「剛性化」の感覚が、激しい接触や急激な動作から腰を守ります。

アライメントを崩さない
体幹の安定化を目的としたトレーニングを行う際に最も重要なのは「Step 1で整えた姿勢が崩れない範囲で行うこと」です。
例えば、脚を動かした時に腰が反ってしまったり、呼吸が止まってしまったりする場合は、負荷が高すぎます。
まずは正確に筋肉を収縮させ、その状態を維持できるレベルから漸進して難易度を上げていきましょう。
安定した体幹は、痛みの再発を防ぐだけでなく、Step 3である「実際の競技動作(スイングや走動作)」のパフォーマンス向上にも繋がります。土台を固め、日常を全力で動ける、楽しめるカラダを手に入れていきましょう。

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